あなたはセールスライティングのテクニックを学び、たくさんの知識を頭の中に詰め込んでいませんか?
もちろん、それ自体はとても素晴らしいことです。その熱心と向上心はセールスライティングのスキル向上に大きく役立つに違いありません。
しかし、その一方で、「学べば学ぶほど、何が正しいのかがわからなくなる」ということはないでしょうか。
実際、セールスライティングのノウハウの中には、「結論から書くべき」というものがあったり、「結論は後回しにして、まずは興味深いことから書くべき」というものがあったり、一見、矛盾するようなノウハウが解説されていることもあります。
そこで、一度、原点に立ち返り、セールスライティングの「本質」とも言えるポイントにフォーカスしてみることは、このスキルの習熟度を深める上で、とても有効なことです。
以下に、本質と言えるポイントを「6つ」にまとめました。もちろん知っていることばかりかもしれませんが、頭をすっきり整理して、今日以降、質の高いライティングをするためにも、改めてこれらの重要なポイントに向き合ってみてください。
- セールスライター
- 2014年〜活動
- レター制作数100本以上
1. 読者の理解
セールスライティングの最も根本的な部分は、読者やターゲットを深く理解することです。
(補足)その人々の願望、悩み、疑問、希望などを正確に把握することで、彼らの関心やニーズに直接応えるメッセージを作成できます。
2. 利益の提示
商品やサービスの特徴だけを述べるのではなく、それが読者にとってどのような利益や価値をもたらすのかを強調する必要があります。
(補足)「何ができるのか」ではなく「それによって読者が得るものは何か」を中心にメッセージを構築します。
3. 明瞭かつシンプルなメッセージ
複雑すぎる言葉を避け、シンプルで明確な言葉を使ってメッセージを伝える。
(補足)余計な情報を削り、核となる情報のみを伝えることで、読者の理解を助け、アクションを促進します
4. 感情を動かす
エモーショナルな単語やエピソードを用いて、情熱や感情を伝える。
(補足)「嫌い」「驚きの」「全く新しい」などの特定の単語には強い感情を呼び起こすものがあります。また、ストーリーは読者の感情に訴えかけ、商品やサービスに対する深い関心や共感を生み出す強力なツールとなります。
5. 明確なCTA(Call to Action)
読者に何をしてほしいのかを明確に伝える。
(補足) CTAは、読者に具体的なアクション(購入、登録、問い合わせなど)を求める部分で、セールスライティングの結論部とも言えます。ここはライティングを始める前に明確に意識しておくことが大事です。
6. 信頼と誠実さ
信じられる情報や証拠を提供し、誠実さを伝える。
(補足) 読者が情報の正確さや真実性を疑問に思うと、アクションを起こすことが難しくなります。信頼性を高める要素(例: お客様の声,客観的な事実)を組み込むことで、説得力を増すことができます。
いかがでしょうか。今日は端的に「6つ」のポイントをまとめましたが、これらはどれも非常に重要なポイントであることは間違いありません。
このうちのどれかが欠けるだけでも、セールスライティングの質、すなわち「読み手を動かす力」は失われてしまいます。
この世界には「ポジショニング」や「テイクアウェイ」、「リスクリバーサル」、「フック」、など、さまざまなテクニックが存在します。それらの有効性は確かです。しかし、どんなテクニックも、今回まとめた「6つの本質」を押さえることができなければ、「外見はきれいだけど脆くて壊れやすい欠陥住宅」と同じようなもの。
ここでお伝えした6つのポイントを徹底的に意識して、しっかり押さえていくことの効果は計り知れません。
今回のこのブログ記事を介して、ただ「知っている」だけでなく、
- しっかり押さえられているか
- 高いレベルで再現できているか
ここを改めて意識してみる「良い機会」としていただけたら幸いです。